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細幅・こんにゃく足の
ポワントジプシー

なかなか合うトゥシューズに巡り合えず、トゥシューズ選びで多くのサイトから情報を得させていただいています。
情報を得るだけでなく、私自身も誰かの役に立つかもしれない情報を発信しようと思い、私の足の特徴と同じ様な足の方に向けてページを作成しました。

トゥシューズ選びで、参考にさせて頂いたサイト「ポアント・フィッティング・ルーム」
とても有名なサイトなのでトゥシューズ選びで困っている方などは一度は目にした事があるかもしれません。

書籍として「ポアント・フィッティング・ルーム―ピッタリなトウシューズの選び方」のタイトルで出版されています。

トゥシューズの種類を紹介している書籍では「トウシューズ・パーフェクト・ブック」があります。

※このサイトで記載しております内容に関しては、個人的かつ主観的なものであり、その正確性・完全性を保証することはできませんのでご了承ください。

※「細幅・こんにゃく足のポワントジプシー」ページ制作年:2013年11月

※更新:2024年4月(コンテンポラ/R-Class RC-12/ゲイナーミンデン リラ/ブロック アクシオン/ブロック ジェットストリーム/ブロック ヘリテージ)

私の足の特徴:開張足&こんにゃく足

私の足幅はC幅またはB幅相当、形はエジプト型、甲部分が高く、足裏のアーチが深いです。
甲から指先までの中足骨部分のエリアに厚みがなく薄い、いわゆる「開張足」になってしまっている足です。

足の写真

甲から指先までの中足骨部分のエリアを手で握ると異様に縮み、足幅が狭くなります。
これはいわゆる「こんにゃく足」と言われる状態で、開張足になったせいで緩んでしまっている足です。

足の写真

トゥシューズを履くとボックスの中で足全体がボックスのサイズに合わせて自在に縮み、ボックス両サイドからのサポートをうまく受けられない足をしています。
また、足がむくんでいる時とそうでない時の差もかなりある為、2種類の幅をその日の状態に合わせて履き替えたりとトゥシューズ選びにはとても苦労をしていました。

最近はレッスン前に着圧ソックス(メディキュット リンパ むくみ ケア ひざ下 つま先なし)などをはいてむくみ対策をしているおかげで、かなり楽になりました。
浮腫んでバレエシューズやトゥシューズがきつく感じる方におすすめです。

自分の足の形や特徴に割りと合っていると思うトゥシューズ

細幅、クラウンが低め、トウ先が小さめのトゥシューズが自分の足には合いやすいと感じています。
ロシア系のトゥシューズが足の形に合う傾向です。
以下4足の中で、
■ クラウンに関して : Rクラス アルメッツが一番クラウンが低く感じます。4足の中で微妙に高さがあるかなと感じたのカペジオ コンテンポラ。
■ 履いた感覚に関して : 履いた感覚で良くにているのはグリシコ ミラクルとグリシコ ノヴァ。
■ エッジに関して : エッジの角度が一番鈍角に感じたのはRクラス アルメッツ。一番鋭角に感じたのはカペジオ コンテンポラ。
■ ドゥミに関して : ドゥミが一番固いと感じたのはRクラス アルメッツ。一番ソフトに感じたのはカペジオ コンテンポラ。
■ 音に関して : カツカツとなる音が大きく感じたのはRクラス アルメッツ。小さいと感じたのはカペジオ コンテンポラ。
■ 軽さに関して : 群を抜いてカペジオ コンテンポラが軽く感じました。

<形が自分に合っていると感じる種類> R クラス アルメッツ、グリシコ ノヴァ、グリシコ ミラクル、カペジオ コンテンポラ

※下記写真のコンテンポラはC幅のボックスを踏んで高さを低くしています。

トウシューズ

トゥシューズを色々試してみて、感じたこと

私の足の場合、お店でのフィッティングだけでは足に合っているのか、踊りやすいのかを判断するのは難しいと感じました。
お店で判断できるのは、(1)足長があっているか、(2)クラウンの高さが自分の足の厚みに合っているか、(3)足幅が合っているか、の3点だと思いました。
実際レッスンで使用してみたり、自分好みにカスタマイズしてみない事にはわかりません。
ソールを自分の足裏アーチの深さに合わせて曲げるだけでも、ソールが足裏に添う事で下からのサポート力が増してオンポワントのしやすさが格段に上がります。
また、ボックスも当たりの出る部分(私の場合は小指の基節骨と中足骨のつなぎ目あたり)を柔らかくしたり、ボックスを踏んでクラウンの高さを低くするだけでも履き心地が随分と変わります。
※ボックスを踏むとワイズが広がるので、クラウンの高さが結構あるものは幅広になってしまう可能性があるので要注意です。

現在使用中のトゥシューズ

メーカー

カペジオ コンテンポラ B幅(2024年4月更新)

販売先 ミルバ(B幅より有り)シルビア(C幅より有り)輸入バレエ・ダンス用品専門店グランパドドゥ(C幅より有り)赤い靴(C幅より有り)
特徴

非常に軽く柔らかい。エッジは鋭角。クラウンは高め。(踏んで低くして使っています)

感想

現在、主に使用しているトゥシューズです。ソールが結構柔らかめで、足先が奇麗にみえます。
最初からはき心地がいいので、ダメになるのが早いです。

2013年当時はC幅をメインに使用していましたが、数年前よりB幅でも少々ゆるく感じるようになりました。生産国が変わった際に少々木型が変わったようでクラウンの高さが高くなった感じです。
ボックスの内側にフェルトを貼って高さ調整して履いています。

2022年頃からまたマイナーチェンジしたのか、生産国の変化のせいなのかボックスの硬さ(素材の変化?)が硬くなり、踏んでも低くならず好みの高さにするのが難しくなりました。

以前はボックスが柔らかいので、足の当たりがマイルドで快適だったので残念です。

2024年現在、またポワントジプシーをしています。

メーカー

ブロック ジェットストリーム A幅

販売先 バレエショップ アビー
このオンラインショップはブロックとグリシコは試着チケットを購入して試着ができます。
特徴

クラウン高め。(ブロックのトゥシューズは全般的にクラウンは高いものが多い気がします)ボックスは柔らかめ。エッジは鋭角。ソールはフラットでしなやか。ドゥミ・アテールしやすい。

感想

プラットフォームがやや広めなので今使用しているコンテンポラB幅のプラットフォームに慣れていたせいか早い動きは少々動きにくい感じがします。

クラウンが私の足には高くフィット感に欠くので甲側にフェルトを3枚程度貼り、両サイドには1枚づつ貼って調整しています。
若干落ちてはくるものの、現在は選択肢の1つとして使用しています。
クラウンの高さを除いてボックスの形は割と合っているのかなと思います。履き心地が気に入りました。
欲を言えば、あと若干ヴァンプが短いいなと思っています。少し床が遠く感じる気がしますがまだこのシューズの個性に慣れていないせいでしょうか。。。様子をみつつヴァンプの長さをカスタマイズするか検討中。

今まで試したトゥシューズ

メーカー

ブロック アクシオン NX幅

販売先 バレエショップ アビーバレエ専門店ミニヨンミルバ
特徴

ブロックの中ではクラウンはやや低くめ。ヴァンプは長め。ボックスは細目な感じ。プラットフォームもブロックの中では小さめの部類。

感想

バレエショップ アビーさんの試着チケットを利用して取り寄せて試着しました。NX幅はこのショップしか見つけることができませんでした。

クラウンの高さも幅も良さそうでした。

ボックス内にフェルト貼って調整すればいい感じになりそうです。
しかし私の足指にとってはヴァンプがやや長めなので、残念ながら選択肢から外れました。
ヴァンプが普通もしくは短めがあれば選択肢の1つに入っていたのではと思います。
私の足指は長くはないので、ヴァンプが長いと床が遠く感じドゥミアテールがやりにくいのです。

メーカー

ブロック ヘリテージ X幅

販売先 バレエショップ アビーバレエ専門店ミニヨンミルバ
特徴

ヴァンプは短め、ワイズ広め

感想

バレエショップ アビーさんの試着チケットを利用して取り寄せて試着しました。
ブロックの中ではヴァンプは短め。ヴァンプが短い分、薄い私の足にはクラウンが高く指が入りました。X幅でもワイズ広めでブカブカでした。
ヴァンプの長さは好みで立ちやすいのですが、残念ながらカスタマイズしても調整するのは難しいくらい高さも幅もあいませんデイs他。

メーカー

R-Class(アールクラス) RC12 W1

販売先 ミルバ(W1は特別注文で注文可)TOMON(年に一度の注文購入)
特徴

非常に軽く音も静かでしなやか。エッジは普通〜やや鈍角に感じます。

感想

ワイズW1を取り寄せてみました。以前使用していたアルメッツに比べると軽くて、ドゥミもしやすく静かで驚きました。ロシアの固いトゥシューズのイメージが一変しました。
また、アテール時の足裏のコロコロとした不安定感が少なくなった感じです。

アルメッツよりはクラウンがやや高いせいか、W1でも少しゆるい感じです。レッスンで使用してみましたが、少々落ちてきます。カスタマイズすれば使えそうな感じですが現在保留中。

メーカー

ゲイナー リラ BOX2 N幅

販売先

シルビアアプローズバレエ

特徴

クラウンは低め。特殊素材で持ちがいいです。
ドライヤーで温めて、ソールを自分のアーチに合わせて調整できます。

感想

従来のゲイナーと大きくは違いはないように感じました。
クラウンの高さは合っていますが、ワイズが全く合いませんでした。
ゆるくて指先が底へどんつき、、、。
内側にフェルトを貼ってカスタマイズしてみましたが残念ながら使うのは難しそうです。

そもそもボックスの形自体が自分の足には合わないようです。
ソールが薄くフラットのなのでアテールはとてもいい感じです。

メーカー

ギャンバ93/97 N幅

販売先

バレエショップエトワール輸入バレエ・ダンス用品専門店グランパドドゥバレエ専門店ミニヨン(N幅の取り扱いは無し/X幅より)

特徴

クラウンは低め。シャンクがカーボン。
ボックスの形にかなり個体差があり、ヴァンプの長さにかなりバラツキがあります。私は何足か見比べてヴァンプ短めを好んで選んでいました。

感想

シャンクがカーボンで持ちがいいです。
アテール時の足裏の感じが好みではなく、バランスが悪い感じかしました。
足裏のアーチにうまく沿わず、足裏のサポート感が少なく感じました。
1~2年はいていました。ボックスの形が自分の足に合っていないのか、指の底突きはないものの、どうしても小指を圧迫してしまい、小指の爪が死んで剥がれてしまう事が続きました。そのため他のメーカーに変更しました。

メーカー

レペット ラ・バヤデール EM幅

販売先

現在不明

特徴

クラウンは低め。シャンクがカーボン。

感想

ギャンバとよく似ていて、ギャンバが手に入らない時に代用として使用していました。
はき心地の感想はほぼ、ギャンバと同様です。

メーカー

レペット キャルロッタ NM幅

販売先

ミルババレエショップエトワール

特徴

クラウンは低め。ヴァンプ長め。

感想

足指の短い私にはヴァンプ長めのタイプが合わず、床が遠く感じました。
オンポワントからドゥミ、アテールのコントロールが難しかったので、はくのをやめました。
ソールはしなやかな感じがしました。

メーカー

R-Class(アールクラス) アルマッズ  W1

販売先

TOMON(年に一度の注文購入)シルビア(W1は受注生産)

特徴

クラウンは低め。ワイズやシャンクの固さに個体差が結構ありました。

感想

気に入って、何年かはいていました。アテールはややバランスが悪く感じました。
ドゥミする部分がロシアのポワントならではな感じで固いです。
なんとなく、その固さが気になり始めて、メーカーを変えました。その他の理由としてW1の入手が困難というのもあります。

メーカー

グリシコ ノヴァ(2007の改良版) X幅

販売先

バレエ専門店ミニヨンインポートバレエサプライバレエショップエトワール

特徴

クラウンは低め。ワイズやシャンクの固さに個体差が結構ありました。

感想

グリシコ ミラクルが手に入らない時に代用として使用していました。
今までの2007に比べて、微妙に幅が広い気がしました(個体差がありすぎて、何とも言えませんが)。
シャンクがしなやかで、扱いやすく感じました。
湿度に弱い感じです。
汗などでワイズが広がりやすかったり、シャンクが柔らかくなりすぎたりしました。夏場はダメになるのが早いです。

メーカー

グリシコ ミラクル X幅/XX幅

※その日の足のむくみ具合でX幅、XX幅を履き分けています。

販売先

バレエショップ アビーバレエ専門店ミニヨンインポートバレエサプライバレエショップエトワール

特徴

クラウンは低め。ワイズやシャンクの固さに個体差が結構ありました。

感想

2年程はいていました。
自分の足に割りと合っていてはきやすかったです。
ボックスの中に柔らかい布が貼ってあるので、2007より足の当たりがマイルドです。
柔らかい布のせいか、ワイズはXX幅でもはけるものがありました。ボックス内部が布の厚み分だけ少し狭いかもしれません。
シャンクがしなやかで、扱いやすく感じました。
湿度に弱い感じです。夏場の持ちが悪かったです。汗などでワイズが広がりやすかったり、シャンクが柔らかくなりすぎたりして、はけなくなるのが早かったです。買い替えが頻繁なのと、個体差にバラツキがありすぎ&お値段が高めなので他のメーカーに変えました。(カペジオ コンテンポラへ変更しました。)

メーカー

ゲイナー BOX2 N幅

販売先

シルビアアプローズバレエ

特徴

クラウンは低め。特殊素材で持ちがいいです。
ドライヤーで温めて、ソールを自分のアーチに合わせて調整できます。

感想

ソールが薄く、アテールがとても楽です。温度や湿度の影響を受け難く、いつ履いても履き心地が安定しているように感じます。
持ちが非常にいいのでお値段は高めですが、頻繁に買い替えを余儀なくされるトゥシューズよりは経済的な感じがしました。
白鳥の湖のコールドをやった時に、アテールが楽だったので使用しました。
ワイズは一番細いN幅でも私には緩かったので、オンポワントをするとつま先が辛かったです。

合わないだろうと思いつつ、冒険してみたトゥシューズ

冒険したトゥシューズは主に日本製。
海外製品は個体差が激しくて、当たり外れがある&合うワイズを入手するのがままならないので、
品質が安定している日本製で合うものがあるといいなぁ~という、淡い期待から試してみましたが予想通り撃沈。

メーカー

グリシコ 3007 X幅

販売先

バレエ専門店ミニヨンバレエショップ アビー

特徴

2007の改良モデル。クラウンは低め

感想

2007のXで足幅が合わなかったのですが、ドゥミが通しやすいとの説明を読んでチャレンジしてみました。しかし残念ながら2007同様、足幅が合いませんでした。

メーカー

アヴィニヨン C幅

販売先

アヴィニヨン

特徴

クラウンは高め。ワイズ広め。

感想

名物おじさんに選んでもらいましたが、私の薄っぺらい&幅狭足には残念ながら合いませんでした、、、。冒険してしまった一品です。
ソールが全体的にしなやかで、指先のコントロールがしやすくドゥミポワントがスムーズで楽でした。

メーカー

チャコット コード D幅

販売先

チャコット

特徴

クラウンはやや低め。

感想

フィッターさんに選んでもらいましたが、残念ながら合いませんでした。
ワイズと形があまり自分の足には合っていなかった為、指先が落ちて痛かったのではくのをやめました。
オンポワントのバランスが心もとない感じがして、好きになれませんでした。

メーカー

チャコット ベロネーゼII C幅

販売先

チャコット

特徴

クラウンはやや高め。

感想

思いきって、C幅を特注してみました。
しかし、ワイズを狭くしてもボックスの形が自分に合っていなかったのか、指先が落ちて痛かったのではくのをやめました。

メーカー

シルビア サテントップ C幅

販売先

シルビア

特徴

クラウンはやや高め。

感想

チャコットに続き、懲りずにシルビアでC幅を特注してみました。
しかし、ワイズを狭くしてもボックスの形が自分に合っていなかったのか、指先が落ちて痛かったのではくのをやめました。
ワイズの細さだけではなく、ボックスの形も自分に合うものを探さないといけない事を実感しました。

メーカー

ウェアモア ラ・ポワント(スクエアボックス) N幅

販売先

バレエショップエトワール

特徴

クラウンは低め

感想

プラッとフォームが広めなせいか、一番細いワイズでも指先が落ちて痛かったのではくのをやめました。
ソールがしなやかなので、足にあえば扱いやすそうな感じでした。

メーカー

ウェアモア ラ・ポワント(スタンダード) N幅

販売先

バレエショップエトワール

特徴

クラウンは低め

感想

スタンダードでもややスクエアなボックスのためか、一番細いワイズでも指先が落ちて痛かったのでレッスンでは使用せず。
ソールがしなやかなので、足にあえば扱いやすそうな感じでした。

イラスト